もう冬だね。

昨日、稽古場の階段を降りようとした時に、一人の男性が近づいてきた。
何だか見た事がある顔だ。…！！健ちゃんだ！
1992の『サンタクロースが歌ってくれた』に監督役で客演してくれた劇団離風霊船の岡崎健二さんだった。
去年『サンタ〜』を上演した時に、健ちゃんはどうしてるんだろう？って思っていた。
健ちゃんは現在、いわき市でイタリア料理店のマスターだそうだ。先日、キャラメルがいわき市で公演をやらせていただいた時に、観に来てくださった。その事は、丁度その日、いわき公演を観に行っていたももこから、聞いていた。でも、なぜ、ここに…？
健ちゃんは、「あなたを励ますために来た」と言って、西川くんをハグした。
そして、「結婚したんだって？おめでとう」と言って、ワインを渡してくれた。
おまけに、西川くんの著書をとりだし、マジックまで持参し、サインを求めてくれた。
西川くんが「なんでその本、もってるの？古本屋？」と聞くと、
「奥さんに頼んで、ネットで買った」との答え。
稽古がはじめるまで、健ちゃんは稽古場に来てくれて、最後また西川くんをハグした。
私、泣きそうだったけど、一生懸命我慢した。

健ちゃん、ほんとうにありがとう。
人の気持ちって、こんなふうに伝わるんだね。
言葉じゃないんだよね。
西川くんが病気になってから、ありがたい、暖かい気持ちにたくさん出会えている。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。