祝☆500ステージ

今日、神戸オリエンタル劇場での公演が通算500ステージ目でした。

凄い数だな。500だよ。1990年に初めて神戸にきてから、東京の劇団の私たちが500ステージも上演させていただいているなんて、本当に感激だ。劇団が続いていたって、観に来てくださる方がいなければ、私たちは行くことができないのだから。
本当に有難いことだ。

初めての大きな劇場だったのに、たくさんのお客さまが来てくださって、ただただ感動だった。その時から、本当に神戸が好きになった。
むかしは新作は神戸で初日を迎えることが多くて、スタンディングオベーションをしていただいた時なんかも、たくさんの勇気をいただいた。
山や海も私たちを癒してくれた。
飲食店に行くと顔を覚えていてくださって「神戸にきてはったの」って言ってくれる。
舞台はもちろんだけど、それ以外でもたくさんたくさん幸せをいただいた。
神戸を第二の故郷と呼んでしまうのは、そんな理由から。

震災の時も忘れられない。私達は盛岡でそのニュースを聞いた。つい1ヶ月前に神戸公演があったばかり。信じられなかった。チャリティーのビデオ上映会とトークショーをオリエンタル劇場でやらせていただくことになった。新幹線も動かないときだ。たくさんの方が元気になりたいと言って来てくださった。「こんな私達でも何かの力になれたんだ」「演劇で人のためになれたんだ」とその時、思えた。とても有難かった。


自分の人生において、神戸はとても大切な場所だ。ありがとう、神戸。